モンゴル情報
経済成長と海外投資
モンゴルは1990年から1992年にかけての民主化の動きの中で1992年に新憲法を施行し、社会主義・計画経済体制から民主主義・市場経済体制へ体制転換をしました。
経済状況は1994年以降順調な伸びを見せ、経済は14年連続でプラス成長。特に、2003年以降急成長を遂げ、ここ5年間の平均成長率は8%にも達しました。これは、主に鉱業産業の伸びに起因します。
■ 経済構造
従来のモンゴルでは、農牧業が大きな比率を占めていましたが、2002年以降、鉱工業分野への投資が急速に増加し、2007年のGDPに占める割合は第1位(27.5%)となりました。モンゴルは豊富な鉱物資源に恵まれており、それが繁栄の基盤となっています。
また、経済が急激に成長したことで、ここ数年建設ラッシュが起こり、新しい建物が次々と建てられています。
モンゴル政府は、今後の注目すべきセクターは情報通信分野だと確信し、能力のある若い人材の力でIT立国を目指す政策を実行しています。
■ 貿易
モンゴルの貿易は、2002年からの鉱物の輸出増加により急激な伸びをみせ、前年比平均50%の増加を続けています。2007年現在、モンゴルは108ヶ国と貿易を行い、19億ドルの輸出と21億ドルの輸入、貿易総額40億ドルに達しました。
主な貿易国
輸入国 - ロシア36%、中国27%、日本7%、アメリカ5%
輸出国 - 中国70%、ロシア4%、アメリカ8%、日本2%
■ 海外からの投資
ここ数年、モンゴルへの海外投資が急増し、経済を成長させる要因の一つとなっています。特に、豊富な鉱物資源の鉱床がモンゴル南部で次々と発見された2000年頃からモンゴルは世界中の投資企業の注目を集めるようになりました。主な投資国は中国ですが、カナダ、米国、日本からの投資も確実に増えています。
モンゴルへ投資する日本企業は現在400社を超えています。投資分野は、情報通信、メディア、鉱山、金融、教育など多岐にわたり、中でも、KDDI(携帯事業)、HIS(金融)、丸紅(鉱工業)、伊藤忠(建機販売等)、長谷部開発(ホテル事業)などの企業が積極投資を行っています。
◆主な投資部門
鉱業 2000年にモンゴル南ゴビ州でカナダのアイベンホー・マインズ社により金、銅、石炭の鉱床が発見されて以来、鉱業はモンゴルの最も大きな投資部門になり、海外投資家を引きつけています。うち、中国47%、カナダ12%、韓国7%、日本5%、米国4%となっています。重要な海外投資家はアイベンホー・マインズ(カナダ)、QGX(カナダ)、AIDD(オーストラリア)など。
建築 モンゴルでは経済成長に伴い、建築業界が急速に発展しています。2008年の建築業への海外投資金額はここ4年間で2倍に増加しています。
情報通信 携帯電話、インターネット利用者が急増し、行政と企業IT化ニーズが非常に大きくなったため、情報通信部門への投資が最も必要とされています。
◆モンゴルへの投資利点
1. 豊かな天然資源→自然、鉱物、動物資源
2. 低価格→安価な原料物質と低物価
3. 投資を促進する法的整備
4. 国情が安定して平和
5. 戦略的立地→ロシア、ヨーロッパへの中継地点
6. 多くの未進出分野→IT、鉱山、金融など
7. 日本との友好な関係と日本人と似た国民性


